丼が僕を救う

 自炊、それは一人暮らしの人々にとって避けては通れないものである。限られた予算の中で食費に使うお金をなるべく減らし、資本主義的な浪費生活に勤しみたいというのは多くの人が思うところであろう。私は現在一人暮らし4年目の身であり、まだまだ未熟ではあるが、それでも毎日食費を500円以内に抑えて健気に生きている。その中でも、今回は今まで実践してきた自炊方法3種について述べていこうと思う。

 

 なお、計算を簡単に行うためにもあくまで僕のお腹を基準に考えるということでご了承いただきたい。1日2食、そこそこの量を食べなければ満足できないわがままなお腹である。

 

コンビニ飯

 一人暮らし、と聞けばなんとなくコンビニ飯を思い浮かべる人が多いのではないだろうか。近年コンビニエンスストアの汗のにじむ努力の結果弁当の味は格段に上昇し、健康における配慮もなされてきた(らしい)。実際味はとてもよく、僕は特にローソンの焼き鮭ハラミやファミリーマートの煮卵チャーシュー、およびセブンの惣菜が大好きだ。

 しかし、値段を考えてみると少し痛い。僕は成人男性なのでおにぎりで済ますにも最低3個は欲しいところであり、弁当1個でも500円はかかるはずだ。これではたとえ1日2色でも案外値が張ってしまう。利便性および味の良さはあるが、値段の要素を考えれば結構高級に見えてくるというのが僕の見解だ。

 

米+惣菜

 ここで先にお米のすばらしさについて述べておこうと思う。お米は日本人の食事にとって必要不可欠な要素であり、エネルギー面、コスト面を考えても最強の食べ物である。レンジで炊くものもあるが、僕は炊飯器をオススメする。2000円分の米で2週間はゆうに食べられるし保温の電気代もたいしてかからないからだ。

 

 さて、米+惣菜について考えてみよう、米はだいたい一色80円で満足のいく量がた食べられる。そこにスーパーの総菜を投入するわけだが、1菜としても300~500円ですむと思われる。これならば一日最低750円で済みそうだ。しかも味の良さ、レパートリーの多さもあり満足度も高い。素晴らしい。

 

 今回の主題、丼。これが最近の僕の食事の主役であり、救世主である。これのおかげで食費を1日500円以内に抑えることができているというわけだ。

 丼とはつまり、ご飯を大きめの器に多く盛りその上におかず?的なものを乗せていけばいいのだ。食器が一つしかいらないということから食器洗いの手間を省くことはもちろん、洗剤にかかるお金も節約できるわけだ。

 さて、次に何を乗せるかについてだが僕のオススメは納豆、しらす、刺身、卵、から揚げ、めかぶだ。しらす、刺身、から揚げに関しては1食150円以内に収まるようにする。そして納豆か卵は必須アイテムだ。これらを組み合わせることによって食費は1日500円以内に収まるというわけだ。この生活をとりあえず1カ月続けてみたのだが、まぁおいしいので続きそうだ。ご飯は炊飯器で炊いたものであるし、載せているおかずもスーパーで買える鮮度の良いものであるので当然である。

 

野菜

 残念ながら上記のものすべてにおいて考えられていない要素がある。野菜だ。我々人間という弱き生き物は野菜が無ければ肌であったり内蔵であったりと健康な状態を維持することができない。僕も全くその通りで野菜が足りていない生活を続けているとすぐに口周りが荒れ始め、つらい日々が始まってしまう。そこで2日に1回は野菜ジュースを摂取し、ある程度健康状態を維持している。美味しい野菜というものにはしばらく会えなさそうだ。

 

まとめ

 現状、1日2食を丼で済まし2日に1回野菜ジュースを飲むことで健康状態を維持しているというわけだ。1日500円以内に収まるならば1ヶ月にかかる食費は単純計算で15000円となる。せっかくお金を少し浮かせたわけだから、これらのお金は本やらに使っていこうと思う。たまには焼肉が食べたい。